毎日新聞2017年11月8日〔北九州版〕
韓国語のスピーチを披露する「第16回北九州ハングル弁論大会」(実行委員会主催)が3日、八幡東区の八幡東生涯学習センターであった。北九州地区や山口県から出場した弁士の男女7人が、韓国語を学び始めたきっかけや、韓国人の友との出会いと別れのエピソードなどを語り、会場の笑いや涙を誘った。
大会は約5分間のスピーチの内容や表現力、観客の反応などを競う。最優秀賞は、小倉北区のTOTOミュージアムに勤める中島聡哉(としや)さん(31)が受賞。学生時代に留学した韓国で親の愛情に気づかされた経験を振り返り、5歳と3歳の息子に愛情を注ぐ今の思いを熱弁した。
大会協賛企業のジンエアーから北九州-ソウルのペア往復航空券の賞品が贈られた中島さんは「来日する韓国人を韓国語で案内できるようになりたい」と目標を語った。【比嘉洋】